『すべての出来事に、意味がある』

女性の人生は山あり谷あり。
私たちナナデェコールは、そんなひとりひとりの大切な人生に、いつもそっと寄り添えるブランドで在りたいと考えています。
そこでナナデェコールを愛用してくださっている素敵なみなさまに、人生の転機や、睡眠に関すること、アイテムとご自身の物語を伺っていきます。

今回お話を伺ったのは、植物療法士で、フィトテラピーケアを学ぶ「Femtech Institute」を主催する、南上夕佳さん。ディレクターの神田恵実が主宰する、オーガニックな生き方を学び・実践する場「My Organic Labo」でも、大人気の植物療法のクラスを担当してくださっていました。

いつも明るく華やかなオーラで、植物の持つパワー・私たちの身体に秘めた可能性を伝えてくださる夕佳さん。今回は、そんな魅力あふれる夕佳さんにお話を伺いました。

>vol1 「五感をひらく。私に還る」河野紗季 >vol2 「本当のやりたいことに、まっすぐ生きる」龍岡玲子

>vol3「すべての出来事に、意味がある」南上夕佳 >vol4「どんな気持ちも、宝物」寺内奈々

 

『nanadecorとの出会い』

ディレクター神田:ナナデェコールに出会ったのはいつ頃でしたか?

夕佳:独立前に勤めていた会社に入社した頃で、11年くらい前ですね。salon de nanadecorでセミナーもさせていただいていて。そこで、ナナデェコールの商品に初めて触れました。ナイトドレスを買って、そこからどんどんナナデェコールの良さに気づいていったのが、出会いですね。

デザインが女の子らしくて可愛いイメージで、初めは私が着るには可愛すぎるかな・・と思っていたのですが、実際に着てみると、とにかく着心地の良さにハマってしまって!私の中にある「少女のような気持ち」が、ナナデェコールを着ると喜びます。

 

『20代で、まさかの病の診断』

神田:フィトテラピーに出会う前は、どのような仕事をされていたのですか?

夕佳:大学卒業後「私は好きなことをしたい!」とまわりが堅い会社に就職するなか、美容関係の仕事につきました。そこでは下積みのような生活で、朝は早く夜も遅く、土日も働いていて。そのうちに「何をやっているんだろう?」と心と身体を壊してしまったんです。

神田:ご両親の反対もあったのでは?

夕佳:反対されました(笑)最終的には「あなたの人生だから、自分で決めてやりなさい」と。その分「両親にも納得してもらわなくては!」と肩に力が入ったのかもしれませんね。また大学時代の仲間が金融や華やかな世界で着実にキャリアを重ねていく様子を見て、うらやましいと焦る気持ちもありました。でもそれを誰にも言えなくて、自分の中で葛藤していて。そんな中で、心と身体に限界が来てしまい、20代半ばで若年性更年期障害と診断されたんです。

神田:今の夕佳さんからは想像できない経験。それは完璧主義や負けず嫌いといった、現代の女性が陥りやすい働き方や考え方も背景もありそう。

夕佳:昔から負けず嫌いなので、その後植物療法士の森田敦子さんの会社に入社しましたが、根性だけは、誰にも負けていなかったと思います(笑)

 

『人生を変えた、フィトテラピー』

神田:そこを経て、フィトテラピーの先生になるまでは?

夕佳:心と身体を壊して、病気の症状が一番つらかった時期は、引きこもりになってしまった時期もありました。その時にフィトテラピーを学べる「ルボア フィトテラピースクール(以下、ルボア)」を見つけて、唯一ルボアには通えたんです。フィトテラピーを学び実践していくうちに元気になっていったのですが、それを母がずっと見ていて。いきなりフィトテラピーを学ぶと言い出した娘にびっくりしたと思うのですが、当時引きこもっていた私が「ルボア」に通いだす様子を見て心から応援してくれました。次第に元気になり、フィトテラピーを多くの方に伝えたい、それには森田敦子さんの会社に入るしかないと思いはじめました。

神田:お母様も、とても心配されていたでしょうね。お気持ちが伝わってきます。

夕佳:私も娘を生んでから、その時の母の気持ちが本当によくわかるようになりました。それからはかじりつくように授業で学んで、卒業のタイミングの面談で「この会社に入社したいです!」という思いを伝えました。

神田:すごい熱意!

夕佳:フィトテラピーに出会って心と身体が治っていくことに、私自身も感動していたのと、そもそもずっと元気だった私が病気になるなんて思っていなかったので、病気は誰もがなりうるものなんだ、病気と健康は紙一重だ、と思ったんです。そしてそれをフィトテラピーで未然に防ぐことを伝えていきたい、と考えました。

神田:本当にその通りです。ナナデェコールの思想とも共通しますね。頑張りすぎて病気になる前に、たとえパジャマでも、着るだけでリラックスできるとしたら、それをきっかけに深く眠ってほしい。心身ともに健やかに生きる人生を応援したい、というメッセージです。

 

 

人生を変えた「フィトテラピー」との出会いを、今の夕佳さんからは想像できない、ご自身の経験を交えてお話ししてくださった夕佳さん。

その後のご自身の変化についても伺いました。

 

 

『すべての経験が、宝物』

神田:無事に入社して、それからは伝える仕事に?

夕佳:すっかり心身ともに元気になって、満ち満ちていましたね!「何でもやります精神」で、はじめは営業など、色々な生きた仕事を経験させてもらいました。

神田:好きなことをやっている、ということが、心身にも良かったのでしょうか?

夕佳:「使命」というか、心がワクワクするものに出会えたことが大きいです。もちろんフィトテラピーもそうですし、本当に元気になりましたね。それから、森田さんの言葉や生き様にもすごく影響を受けました。よくおっしゃる「ケセラセラ(なるようになる)」という言葉や「やることはしっかりやる。でも考えてもしょうがないことは考えない」という姿勢を近くで見ていくうち、もっとありのままで、自然体でいい。人に頼ったり、時には甘えてもいい、と感じるようになり、心がどんどん軽やかになっていきました。フィトテラピーと、森田先生との出会いは、私の人生のターニングポイントです。全てが私の人生にとっての「薬」でしたね。この出会いのために、私は病気になったのだな、と今は思います。

神田:ここまでの経験が、全て糧になっているのですね。夕佳さんのリアルな経験は、本当に説得力がありますよね。

夕佳:全ての経験が、今では本当にありがたいな、と思います。

 

『ゆるめることの、大切さ』

神田:ナナデェコールに出会ったのはその頃でしょうか?

夕佳:はい。当時はまだ20代。会社での仕事は本当にやりがいがあり楽しかったのですが、うまく力を抜く方法を知らなくて。ナナデェコールに出会い「からだをゆるめる」ということをはじめて体験しました。家に帰って着たときの安心感といったら!本当にゆるむし、気持ちよくて、やみつきです。ほかのものは着られないですね(笑)お母さんに包まれているような、幸せな気持ちになります。

神田:オーガニックコットンを着ると本当に気持ちいいと全身がゆるむので、オンとオフが切り替えやすくなりますよね。

夕佳:今まで着ていた洋服は、着たり洗ったりしていくうちに消耗していく感じがしたのですが、ナナデェコールはどんどん愛着が湧いてきます。そういう洋服は初めてでした。どんどんやわらかくなっていくし、ずっと手放したくなくて(笑)

神田:よく分かります。長く着続けてくったりしても、愛着はどんどん増していきますよね(笑)

夕佳:まさに「私の一部」と感じる洋服ですね。

神田:外で頑張ったり、忙しくしている現代女性には特に、こういった「お守り」があることが、とてもありがたいですよね。

夕佳:眠るときにナナデェコールを着て「幸せ♡」って毎晩感じます(笑)それに、オーガニックコットンも意思を持っているというか、生きているんだなぁと思うんです。それこそ、一緒に私の人生を過ごしてきた「相棒」ですね。

神田:辛い時や産前産後、誰もが通過する人には見せられないような大変な時すらも、このパジャマは全て知っているような。ただ疲れている自分を優しく何も言わずに包み込んでくれるまさに「相棒」みたいに感じます。

 

『本当に自分が求めているものを、知る』

神田:頭では分かっていても、「自分の身体で体感する」ということは本当に大切ですよね。自分自身が「こうあるべき」とがんじがらめになっていると、繊細な感覚は感じにくい。実は身体は何かを感じたり発信しているけど、肝心の自分は気づいていない。「感じ取る自分」を育むことからスタートだな、と常々思います。

夕佳:私はナナデェコールを着ていると、そこが培われていくように感じます。体は本来自然なものを求めているので、肌触りの良いものを着たり、自然な美味しいものを食べているうちに、本当に自分自身が求めているものを教えてくれる。だから普段から「本当に良いもの・気持ち良いもの」に触れることを大切にしています。ナナデェコールの毛布なんてもう!最高に気持ち良いですよね。子供と取り合いです(笑)

神田:我が家も同じです(笑)。毛布や寝具も、本当にふわふわになります。特に子供は、本当に好きなもの、気持ちいいものに敏感!

夕佳:「皮脳同根(ひのうどうこん)」という言葉もありますよね。皮膚と脳は、同じ「外胚葉」から派生したもの、つまりルーツが同じという意味です。ナナデェコールを着ているとそれを本当に実感します。皮膚からの心地よい刺激が、脳にもいい効果をもたらしてくれていると思います。子育てで大変な時も、ナナデェコールのパジャマを着れば、眠る時には、気持ちいい!と何とか1日を終えることができて。

 

 

ご自身の身体で感じ取る感覚を、とても大切にされている夕佳さん。

人生の転機となったフィトテラピーを学び、仕事とされた後の、独立についても伺いました。

 

 

『私らしく、人生を歩んでいく』

神田:夕佳さんは仕事をひとつひとつ大切に積み上げていく中で、結婚・妊娠・出産を経て、独立されたのですね。

夕佳:年子の子供ができて、もちろん子供はとても可愛いですが、身体が妊娠前の状態に戻り切っていない中での2人の育児が想像以上に大変で。自分自身の時間の使い方など、働き方や生き方を見つめなおす中で「いつかは独立して仕事をしたい」という、ずっと温めていた夢を叶えていくことに決めました。二人目の子供の産休・育休を経て職場に復帰した後、一年ほどは上司とも相談しながらでした。悩むこともありましたが新しい形で、新しいことをしていくこと。そこで一生懸命頑張っている姿を、後輩たちにも見てもらうことが、結果として会社や社会への恩返しにもなる、と考えました。

神田:夕佳さんの新しい活動を必要とされている方が、たくさんいらっしゃいますよね。実際に独立されてみて、現在はどうですか?

夕佳:自分の時間の中で、自分の責任で仕事をするという醍醐味、面白さがありますね。現在の仕事は「妊活・産前産後のケア・子供のケア」に特化しています。自分自身が妊娠・出産・子育てを経験してみて、「これはどこでも習ってないし、聞いていない・・。」と思うことがあったので。今は私自身の等身大の経験をシェアしたい、という思いがあり、みなさんに伝える仕事をさせて頂いています。お世話になった会社を離れることを迷ったこともあったのですが、家族ができて、子供たちがいる、今のこの環境を楽しみながら仕事をする、ということを、日々体感しながら歩んでいます。

神田:たくさんの方が、夕佳さんの経験のシェアを待っていると思います。今後の夕佳さんのご活躍が、本当に楽しみですね。

 

ご自身の人生を変えたフィトテラピー、恩師である森田さんとの出会い、そしてここまでに至る経験をお話ししてくださった夕佳さん。「全ての出来事に意味がある」と笑顔でおっしゃるその姿は、ご自身の人生にまっすぐ向き合い、ひとつひとつの経験を糧にされてきた強さ、そして痛みを知ったうえでのやさしさそのものでした。

これからはオンラインだけではなく、リアルの場でも活動をスタートしていきたいとお話ししてくださった夕佳さん。salon de nanadecorやMy organic laboでも一緒に活動をしていきます。夕佳さんの伝えるフィトテラピーで、心身ともに健やかに人生を生きていく女性が、ますます増えていきそう。

夕佳さん、大切な経験をお話ししていただき、本当にありがとうございました。

 

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▼過去のインタビュー記事はこちら
第1回 「河野紗季さん」
第2回 「龍岡玲子さん」