『本当にやりたいことに、まっすぐ生きる』

女性の人生は山あり谷あり。
私たちナナデェコールは、そんなひとりひとりの大切な人生に、いつもそっと寄り添えるブランドで在りたいと考えています。
そこでナナデェコールを愛用してくださっている素敵なみなさまに、人生の転機や、睡眠に関すること、アイテムとご自身の物語を伺っていきます。

今回お話を伺ったのは、「バレリーナストレッチ」で知られている、クラシックバレエ講師・バレリーナボディメイク指導者の龍岡玲子さん。
しなやかで美しい佇まい、そしていつお会いしても明るく自然体。周りの人たちまで笑顔にしてしまう玲子さん。
実は、表参道の本店(salon de nanadecor)オープン時、お店の手伝いをしてくださっていたことも。
そんなナナデェコールをずっと支えてくださっているおひとりの玲子さんに、今回はお話を伺いました。

>vol1 「五感をひらく。私に還る」河野紗季 >vol2 「本当のやりたいことに、まっすぐ生きる」龍岡玲子

>vol3「すべての出来事に、意味がある」南上夕佳 >vol4「どんな気持ちも、宝物」寺内奈々

 

『nanadecorとの出会い』

ディレクター神田:ナナデェコールに出会ったのはいつでしたか?

玲子:ナナデェコールの表参道の本店(salon de nanadecor)がオープンしたころ、もう10年以上前です。展示会に遊びに来たのが最初です。いつ来ても、このサロンのやわらかい空気感が良いですよね。

神田:玲子さんは、私の友達と一緒に来ていて、出立ちが素敵で私がスカウトしました(笑)店に玲子さんがいてくれたら素敵だなと、ナナデェコールのお手伝いをお願いしたんですよね!

玲子:まだその頃は 「オーガニックコットン」というものをよく知らず、ナナデェコールで、タオルの肌触りや、ウェアの着心地の良さを初めて知りました。
「オーガニック」という価値観に初めて出会った頃で、ウェアたちはオーガニックの哲学をリアルに実践できるもの。あとはもう単純に、ナナデェコールと言えば、気持ちいい!可愛い!ですね

神田:丁度その頃、オーガニックなライフスタイルを勉強し始めていたんですか?

玲子:前職はIT関連の仕事で、不健康かつ不規則な生活で、自分の身体の中の血がドロドロだと感じていて。その頃友人から吉川千明さんの「オーガニック・スキンケア入門(主婦の友αブックス)」という本を頂き、オーガニックの世界に引き込まれて。その時の自分の気分や身体に必要なのはこれだ、という直感がありました。その後、表参道のsalon de nanadecorでナナデェコールと出会ったんです。

神田:体調が悪かった時は、なぜかオーガニックに惹かれますよね。

玲子:私は「本当のもの」が知りたかったんだと思います。体を動かすことも大事ですが、食べるものも、自分の使うものも、やっぱり「優しい気持ちになる」ということが一番大切だと思っているので。自然と気持ちの良いものを選ぶようになりました。OL時代は何も気にしていなかったので…。
忙しくて食べられないこともありました。そんな状態が不自然だなと感じて、ストレスや不規則な生活で締め付けている自分を、ゆるめる方向にシフトしていきました。

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今のオーガニックなライフスタイルからは、想像もつかない時代のお話をしてくださった玲子さん。OL時代の仕事についても伺いました。

 

『本当に自分のやりたいことを、やる』

神田:仕事がとても忙しかったのですね。頑張ること自体は素晴らしいことだけど、その積み重ねがストレスになることもありますよね。

玲子:実は会社でも「本当に自分がやりたい」と思うことはやっていたんです。
「日本で一番働きやすい会社をつくる」という社長の想いを、社員や学生に伝えたいと思い人事を希望して入社しました。そして今は、その「本当に自分がやりたいことをやる」というのが、そのまま「バレエ」にシフトした感じです。

神田:その想いが、昔も今も玲子さんの原動力なのですね。

玲子:そうですね。当初は立ち上げたばかりで30人くらいの社員が100人程までに増えていく成長過程で。最終的には信頼する社長のもとで秘書のような仕事をしたり、大変でしたけど、本当にすごく良い経験になりました。

 

『もう一度、バレエの道へ。』

神田:それだけ想いをもって仕事をされていて、どんなきっかけでそこから家業でもあるバレエの道へ進まれたのですか?

玲子:バレエの講師をしている母が、一時体調を崩してしまって。それまでも実家のバレエクラスを教えたりはしていましたが、家族会議を経て「仕事を辞めて母と一緒にバレエをやっていく」と決めました。

神田:その頃に、ナナデェコールとの出会いもあったのですね。

玲子:そうです。本当に自分の身体の中、血液の流れもきれいにしたいと思って。食事や生活習慣を規則正しくしたい、でもバレエだけだと世界が狭まってしまうような気がしていたので、ほかにも広く知識をつけたいと思い、そこからの学びで「オーガニック」に出会いました。

 

『nanadecorという、扉』

玲子:そこからは本当に、するすると導かれるように人との出会いがあり、ナナデェコールにたどり着きました(笑)。本当にご縁だったと思います。恵実さん(ディレクター神田)に出会って、色んな扉を開いてもらって。本当にいろんな方と知り会えました。
ナナデェコールは本当に「色んな扉」でしたね。もちろん「洋服の扉」でもあるし、「出会いの扉」でもある。ナナデェコールってそういうところがありますよね(笑)。「新しい世界への扉」の鍵がいっぱい落ちている感じがします。

神田:そんな風に言っていただき、ありがとうございます。そして玲子さんは、ここでたくさんの方に出会ったのですね!

玲子:はい。ナナデェコールで最初にレッスンを受けてくださったお客様で、今も私のバレエレッスンに通ってくださっている方もいらっしゃいます。

神田:それは嬉しいですね。

 

『自分自身が”自然”でいられるために』

神田:懐かしいお話も沢山してくださってありがとうございます。長い間愛用してくださっていますが、ナナデェコールは玲子さんにとってはどんな存在ですか?

玲子:出産後、私は家の中にいることが多くて、すごく繊細になってシャンプーのにおいもダメになってしまって…。感覚も敏感で、ナナデェコールばかり着ていました。余計なものが入っていない、本来の自分に戻してくれるというか。自分が透明で在りたいときに、化繊の色がついたものは着たいと思えなくて…。
ナナデェコールをずっと着てました。中でも一番ベーシックなもの、生成りのような気持のいいものが好きです。それにナナデェコールを着ていると肌つやもすごくよくなって、トーンも上がりますよね!
身体の中にいる細胞たちが分かるのだと思います。

神田:玲子さんを見ていると分かります!ナナデェコールがお役に立っていると知って嬉しいです。

玲子:私にとってナナデェコールは自分自身が自然でいられるものですね。例えば旅に出かけなくても、ナナデェコールを着たら、リラックスした自然のままの自分でいられる。その状態が、自分にとっても大事だし、家族にとっても大事ですよね(笑)
忙しい時でも殺伐とせず(笑)、自然にリラックスした状態でいられる、大切なアイテムですね。

いつも自然体で美しい玲子さん。今現在に至るまでのご自身の経験、そこで感じたことを、凛とした姿で語ってくださいました。

そして、長い人生の中で、どんなことをしていても、「本当に自分のやりたいことをやる」そう、まっすぐにお話ししてくださる玲子さん。
現在の玲子さんのお仕事のひとつであり、ナナデェコールの社員向けに毎月開催してくださる”バレリーナストレッチ”のレッスンからも、そのことをはっきりと感じます。
「本当に自分のやりたいことをやる」ご自身の心にまっすぐ正直に進む玲子さんに、私たちも勇気をもらいました。
そして、誰もがそんな風に人生を生きていけるよう、ナナデェコールはこれからも、ひとりひとりの人生にそっと寄り添っていきたいと思います。

玲子さん、大切な経験をお話ししていただき、本当にありがとうございました。

 

 

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ローズマリーシリーズ
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第1回 「河野紗季さん」