nanadecor のはじまりのお話、どんなきっかけで、どんな思いがブランドができたのか? ディレクター神田恵実がお伝えするnanadecorストーリーと、私たちがお勧めしているナイトウエアの選び方、そして着こなし方をお伝えします。

 

はじまりは4型のナイトドレスから

もともとファッション誌の編集者として働いていた頃。私自身も周りのメンバーも仕事に遊びに忙しく、何だかいつも疲れている、がデフォルトの状態でした。マッサージや温泉、美味しいものを食べに行くなど、いつも外に癒しを求めている。しかしその場しのぎでは、本当の解決にはならないことも知っていました。

そんな時に、取材先でオーガニックコットンに触れ、そのやわらかさに惹かれました。今まで集めていたアンティークのネグリジェと同じ、大切に使い込んだコットンのやわらかさをすぐに感じられる素材の力に驚きました。

これで眠ったら気持ち良さそう、と疲れていた私から純粋な気持ちが溢れました。そして当時編集していたエコロジー通販雑誌のみなさんに助けられ、アンティークのネグリジェをルーツにナイトウェアを4型作ったのがブランドの始まりです。

 

マイナスすることで、自分自身の治癒力を引き出す

マクロビオティックの料理法では少しのお塩だけで、野菜の甘さを引き出していきます。コンソメなど味をあれこれ付けるよりも、素材そのものの甘さが引き立って美味しくなる。

ヨガやサーフィンをすると、たとえ疲れていても、頭も体がすっきりしてリフレッシュできる。頭と体をデトックスすることで元気が引き出されました。

次第に私の中で点と点がつながって、癒しやリラックスを外に求めるよりも、私たち本来の魅力を引き出すこと、こころとからだをデトックスすることによって、健康に美しくなれるのではないかと思い始めました。つまりその日の疲れやストレスをその日にリセットできれば良い。

 

オーガニックコットンの肌触りの力

自分で作り始めたナイトウェアを着始めると少しずつ変化が現れました。
よく観察してみると、ナイトウェアの肌触りがとにかく気持ちよくて、早く眠りたいと思う。睡眠が前向きで心地よいものとなり、毎晩眠ることが楽しく、幸せが満ちてきたのです。しかも毎晩良く眠れるようになったのか、元気にスッキリと目覚められるようになりました。

こうしてご褒美に通っていたマッサージを卒業し少しずつ元気に、生活が好転しはじめました。

ナイトウェアの気持ち良い肌触りは、肌から私たちをゆるめてくれます。毎日コツコツと気持ち良い睡眠環境を作り眠ることで徐々に変わっていく睡眠と体。毎日の習慣の大切さに気づきました。

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入眠へとスイッチを切り替える

人は目を閉じていても、誰かが来たらわかりますし、肌感覚は気配を察します。こうして肌は様々な情報をキャッチし、自律神経は常に無意識のなかで働いています。

肌をお風呂上がりに優しい質感で包んでいくと、それが習慣となります。ナイトウェアを着るだけで、もうゆるんで良いんだと、肌から入眠のサインを脳に送ることができます。アイマスクを目に乗せ、目元をふかふかに優しく包んであげることも習慣の1つです。

この気持ち良い肌触りに包まれたら眠る時間です。そんな指令が脳に届き始めると、パジャマに着替えアイマスクをしただけで入眠モードへと体が無意識にシフトしていきます。

枕元でスマホをしている方も多く、情報社会の中で脳は常にハイパーな状態になっています。だからこそ様々なツールを使い入眠モードへと切り替えていく。

夜、お風呂に入り体を巡らせ、ただ着替えるだけ、ただアイマスクをするだけで、入眠のスイッチを切り替えることができます。肌が覚えていくまで1、2、3週間と毎日コツコツとナイトウェア生活を続けることを実践してみてください。

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正しいナイトウェアの選び方、着こなし

着心地と目的でナイトウエアを選ぶ

大切なのは気持ちいいと思える肌触りです。普段張り詰めていたり、コミュニケーションが多く、精神的に疲れている方はナチュラル、ホワイト、ブルー系でクリアなイメージのものを。愛情を感じるようなほっと包まれるようにリラックスしたい方は、フワッとしていたりとろける素材を。ナチュラル、ピンクなど癒しカラーがおすすめです。まずは自分の好きなデザイン、癒される色、肌触りを選びます。

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普段はシンプルかつベーシックな色を多く着ている方は、ピンクや顔周りを華やかに彩るレースやフリルのものがおすすめです。普段と違う自分の姿は、視覚からも肌からも、オンからオフへ切り替えがはっきりし、自覚されます。
レースが着慣れず恥ずかしい方は、まずは着心地重視で、グレーなどシンプルなものを、次にナチュラルへとステップアップしてみてください。

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ボトムやインナーを合わせて冷えを予防する

ナイトドレスには、レギンスやナイトウェア用のパンツなどトロっとした肌触りのボトムを合わせます。夏場はミニパンツなどお腹の冷えを予防するアイテムでもokです。お腹は必ず温めるよう腹巻きやパンツを合わせることがポイントです。

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ランジェリーは体の締め付けが滞りの原因になりますので、できるだけ外しておきます。インナーにナナリブのゆったりとした肌触りを、バストが大きい方はフィットインブラ等、横からサポートできる締め付けが少ないタイプのブラジャーを選びます。

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足先はソックスで巡りを良く

冷え性の方はソックスをプラスします。足首の締め付けがない、血流を止めないゆるやかなはき口が私たちのおやすみソックスの基本です。靴下の跡がつかない、でもフィットするソックスたちです。

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アイマスクをするだけで眠くなる習慣

入眠後、2-3時間でホルモン分泌を促す深い睡眠に入りますので、朝取れていてもokです。大切なのは入眠から深く眠ること。アイマスクを目に載せて、安心感と入眠サインを脳に送ります。

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こうして全身をやわらか素材で、包み込みます。自然と肌から自律神経にアプローチをし心からリラックスして眠ること。nanadecorでお勧めしているのは、こうした肌からのアプローチです。ナイトウェアはたくさん揃える必要はありません。お好きな肌触りを2-3種類持って、どのシーズンもアイテムを足しながら着回して行きます。1年間、何百回と着られるナイトウェア、ぜひお気に入りの人生の伴侶を自分で肌で感じてください。