nanadecorディレクター神田恵実がお届けする皆さんの偏愛アイテムインタビュー。
記念すべき第一回目のゲストは片づけコンサルタントとして世界で活躍する近藤麻理恵さんです。

>バナーの写真はスノードロップピンクドレス

>後半のお話はこちらから

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もう長年nanadecorを日々の生活で愛用していただいている麻理恵さん。もう10年以上、nanadecorの遍歴を見てくださっていて「おうち時間や眠るときの80%はnanadecorでは?」というほどに様々なアイテムを着ていただいています。さらに嬉しいのは、nanadecorで届けたいと思っている毎シーズンのアイコニックなアイテムがとてもお似合いで「The nanadecor」なスタイリングをリアルに着てくださっていること。

nanadecorは輝く女性たちが外で自分らしく活躍できるよう、家でのリラックス時間を心地よくサポートしていきたいと思っているので、麻理恵さんが世界で活躍されている姿がとても眩しく写ります。こうしてわたしたちの今があるのは、麻理恵さんのように、小さなブランドを商品を通じて支えてくださっている、そんな皆様のおかげです。

現在ロスに住んで、お二人の娘さんの子育てと多忙な仕事をこなしながら、第三子を出産、本当におめでとうございます! ラッキーにもその直前(何と前日!)にお時間をいただいて、愛用品の連載の第一回を麻理恵さんからお話を伺うことができました。

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神田:麻理恵さんの最初のnanadecorとの出会いはいつごろですか?

麻理恵:一番最初に出会ったのは、新宿伊勢丹の店頭です。もう10年くらい前になるかと思いますが、その時に見つけた首元にレースがついたスズランのカーディガンは今でも大切にしています。いつも「部屋着を可愛くしたいな」と思っていながらも、いいものに出会えていなかったので、見つけた時はとてもうれしかったです。

>スズランシリーズはこちら

 

神田:伊勢丹に直営コーナーができてすぐの頃ですね。お持ちのカーディガンはnanadecorのファーストコレクションの1枚です。スズランドレスのシリーズの原型となる、レースのトリミングのついたカーディガンです。世の中には、オーガニックのアイテムはナチュラルさを打ち出したものが多かったのですが、わたしはアンティークのような繊細さと肌触りのよさを大切に作っていました。その時、麻理恵さんは、何に惹かれたのでしょうか?

麻理恵:オーガニックコットンという言葉がまだ日本ではあまり知られていない頃でしたよね。オーガニックコットンは触ってみると、とにかく肌触りがいい。その頃、ナチュラル系のアイテムはどこかリラックスしたラインのものが多く、デザインであまり気に入るものがなかったんです。そんな時に「こんなにラインが綺麗でおしゃれな商品があるんだ!」と感動し、惹かれたのを覚えています。

神田:サステナブルなウエアはすごくナチュラルなテイストのものが多かったと思います。いまだオーガニックコットンはコットン全体の1%にも満たないので、nanadecorではサステナブルを前面に打ち出すというよりは「気持ちがいい、素敵だな」という純粋に興味を思っていただけるように努力しています。「たまたま手にとったらオーガニックコットンで、とても気持ちがよかった」などオーガニックコットンを知るきっかけになれば。麻理恵さんは著書でも部屋着がとても大切だと書かれていますね。

麻理恵:わたしは片付けの仕事をしているので、お家の中で過ごす時間を大切にしたいなと思っています。せっかくの綺麗に片付いたお部屋にふさわしい部屋着が欲しいと思って色々探したり試していたんです。わたしのお客さまでも片付けが終わると「まず下着と部屋着と寝巻きを変えたい」とおっしゃいます。皆さん、今まではTシャツやジャージで過ごしてきたけれど、こんなに片付いてときめくお部屋になるんだったら「自分が着るものも変えたい!」と思う方が多く「おすすめの部屋着ありますか?寝巻きありますか?」と聞かれることも多いんです。

おうちで切り抜きの片付け中のシーンから
>エアリーコットンニット と過去のソフィーローズのスカート、ソックスを履いて

 

神田:ときめく空間にふさわしい自分に。確かに部屋着や寝巻きを変えるだけでも、気分が一掃されます。それを感じ取る力も片付けが磨いてくれそう。そうやって感度が高くなると、本当に欲しいものへと自然に心が向いていき、そこで化学繊維よりも、ナチュラルなものが良かったのでしょうか?

麻理恵:そうですね。肌触りや素材感にこだわリたくなるの自然な流れなんです。皆さん片付けが終わると、細かいことにこだわりが出てきます。自分がどんなもの、どんなデザインが好きかがわかってくるので、たくさんものはいらないけれど、質が良いものが欲しくなる。わたしも本質を考えた選びかたが好きなんです。その頃はオーガニックコットンというものがまだよくわからなかったのですが、気持ちがいいと感じました。最初に買ったカーデイガンは中に何を着ても可愛くなるときめきアイテムで、すごくお気に入りなので殿堂入りとして大切にしています。

前に住んでいたロスのお宅にあったnanadecorののお気に入りをかけるラックのコーナー
>ローズマリーキュロットも大活躍しているそうです。

 

神田:肌触りは、一回この気持ち良さを知ってしまうと、もう戻れない。肌のリラックス感が違います。

麻理恵:寝巻きはほとんど、80%くらいはnanadecorを愛用させていただいていて、やっぱり肌触りがいいと安心します。とてもラインが綺麗なので眠るときも気分も上がる。もうずっとスズランドレスが好きで愛用しています。そしてパジャマの下もナナリブシリーズばかりです。冬は長袖タイプでこの時期はタンクトップです。ナナリブの前にあったGIZAシリーズがなくなってしまった時は、何度もリピートしてしていたので本当に残念でした。

神田:あのエジプシャンGIZAコットンは糸がなくなり、同じような風合いを長年試作しています。ナナリブとは違う上質感でしたよね。ナイトウエアはドレス型とパジャマ型とどちらが好きですか?

鏡ごしに撮影されたお部屋のひとコマ。
ナチュラルな雰囲気で、リラックスできるときめく空間に

 

麻理恵:ナイトウエアはドレス型のものが好きです。わたしはスズランの素材が好きなので、ナチュラル色のスズランドレスに、下はナナリブレギンスというスタイルが王道です。ソックスも大好きなので、一番シンプルなやわらかリブは眠るまでの時間も昼間も、いつもはいています。

神田:スズランはエレガントに見えて、いつものわたしを眠りの世界へと連れて行ってくれる眠りの伝道師です。自分の好きなシリーズがあると、ドレスやパンツなどアイテムを足しながら、オールシーズン着回すことができます。麻理恵さんが家での着るものにこだわり始めたのは20代から。ときめくお部屋へのプロセスは、自分の好みや価値観を磨いていくことなんですね。次回の後半では、ロスでのオーガニック事情なども交えてお届けします!

 

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