1904年ニューヨークで行われた女性の参政権を求めるデモをきっかけに、国連が1975年3月8日を「国際女性デー」と定めました。以来毎年、女性の権利や、私たちが政治的、経済的に平等であるためにたくさんの活動が生まれてきました。

日本でも昨今話題のジェンダーの問題。2019年12月「世界経済フォーラム(WEF)」が発表した男女格差を分析した「ジェンダーギャップ指数2020」では、日本は153カ国中121位という結果。先進国では残念ながら最下位となっています。これは、政治・経済・教育・健康の4つの分野をスコア化し、算出された総合スコアをもとに、各国の男⼥平等のランキングを作成したもの。「女性÷男性」によって割り出されるため、男女が平等であれば「1」、格差が大きければ数字が「0」に近づいていくということです。

 

日本のランキング121位が示すこと

日本の121位という結果は、G7の中で最下位、先進国最大と言えます。分野別のスコアを見てみると、経済は0.598(115位)、政治は0.049(144位)、教育は0.983(91位)、健康は0.979(40位)となっています。つまり欧米などと比べると、女性の政治参加度の低さや女性管理職の少なさ、女性の社会進出の難しさ、家事や子育て、介護の負担、伝統的な社会構造、日本独自の風習など様々な要因が考えられます。

 

nanadecorが考えるジェンダー平等

nanadecorでは2005年のブランド設立以来、地球環境の保全や、循環する社会へむかう取り組み、未来へつながるお母さんや子供のサポートを、会社の経営理念としてとても大切にしてきました。商品ではオーガニックコットンの優しい肌触りで頑張る女性を応援する。また働くスタッフやその家族、お取引先様にもよりよい循環が生まれるようにできることを努力しています。

nanadecor で働くメンバーは女性ばかりなので、それぞれのライフステージに合わせて働き方を柔軟に変えられます。独身時代はフル勤務、勤務時間を朝型にずらしたり、産休を長めに取ったり、産後は扶養内で働き、落ち着いたら扶養内から自立へ、子供が小学校までは時短かつ週休3日に、受験の佳境は2ヶ月お休み、などなど同じ社員がライフステージによって、部署も時間も日数も飛び越えて、働き方を決めています。

女性は、自分の働き方を生活に合わせて変える場合が多いと思いますが、それは仕事の質と同じように、働き方も大切な要素だからだと思います。会社の役割は「みんなが働きやすい環境=働き方を整える」ことでもあるので、女性が働きやすい環境づくりが広がるといいなと思います。フレキシブルな働き方ができると、長く一つの仕事を続けられ、お互いメリットが大きいですよね。

日本全体では、女性の活躍がまだまだ少なく、政治や経済でも女性リーダーが少ないことが課題となっています。「男性を支える」「家事や育児は女性がする」という社会的役割の概念をリセットするために、自分らしく働ける社会の実現を願っています。

 

SDGs5番のジェンダー平等を目指すnanadecorの役割

日本で女性のリーダーが生まれ、もっと女性たちが活躍できるように。私たちは製品を通して、女性の元気をサポートしたいと願っています。深く眠ることはストレスをケアし、体力をつけ、元気に、そして美しく輝くための源です。日々忙しい女性たち。あれもこれもはできないけれど、着るだけで「気持ちがいい」と感じる、「あー疲れた!」というときに着替えるだけでリラックスできる。家でしっかり充電し、明日からもっと輝けるように。日本の女性のこころとからだに元気をチャージする、そんな意気込みで一つひとつ丁寧に、心地よさを追求していきたいと思います。

 

ジェンダー平等の中で考えるコットン産業と児童労働

nanadecorでは認定NPO法人ACE 「ピース・インド プロジェクト」に参加しています。インドは世界で有数なコットン生産国で、世界最大の耕地面積と生産量を誇ります。インドで作られたコットンは、糸、生地、衣料製品など様々な形で主に中国を経由して日本に輸入されています。インドのコットン畑では、48万人もの子どもが働き、その7~8割が女の子であると言われています。コットン生産地での危険な児童労働から子どもを守り、子どもの公立学校への就学徹底などを通して児童労働を予防。女の子の自立支援や貧困家庭の親の収入向上支援などを行って、貧困と児童労働の悪循環を断ち切れるよう取り組んでいます。

 

オーガニックコットンを着て元気に、そして社会の役に立とう

ジェンダー平等、児童労働、様々な社会問題はどれもつながっています。いろんな悪循環を断ち切るため、私たちができること。オーガニックコットンを着ることは正しい倫理観へと向かう自分の意思表示になると思います。女性について考える国際女性デー。まずは、オーガニックコットンの意義、そして眠りの大切さなど、身近にある様々なトピックから、自分の価値観を見つめてみる。自分の意思を持つことで、また新たな発見や挑戦があるかもしれません。

 

1貧困をなくそう Goal 1
あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
End poverty in all its forms everywhere
2飢餓をゼロに Goal 2
飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
End hunger, achieve food security and improved nutrition and promote sustainable agriculture
3すべての人に健康と福祉を Goal 3
あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
Ensure healthy lives and promote well-being for all at all ages
4質の高い教育をみんなに Goal 4
全ての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
Ensure inclusive and equitable quality education and promote lifelong learning opportunities for all
5ジェンダー平等を実現しよう Goal 5
ジェンダー平等を達成し、全ての女性及び女児の能力強化を行う
Achieve gender equality and empower all women and girls
6安全な水とトイレを世界中に Goal 6
全ての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
Ensure availability and sustainable management of water and sanitation for all
7エネルギーをみんなにそしてクリーンに Goal 7
全ての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
Ensure access to affordable, reliable, sustainable and modern energy for all
8働きがいも経済成長も Goal 8
包摂的かつ持続可能な経済成長及び全ての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
Promote sustained, inclusive and sustainable economic growth, full and productive employment and decent work for all
9産業と技術革新の基礎をつくろう Goal 9
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
Build resilient infrastructure, promote inclusive and sustainable industrialization and foster innovation
10人や国の不平等をなくそう Goal 10
各国内及び各国間の不平等を是正する
Reduce inequality within and among countries
11住み続けられるまちづくりを Goal 11
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable
12つくる責任つかう責任 Goal 12
持続可能な生産消費形態を確保する
Ensure sustainable consumption and production patterns
13気候変動に具体的な対策を Goal 13
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
Take urgent action to combat climate change and its impacts
14海の豊かさを守ろう Goal 14
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
Conserve and sustainably use the oceans, seas and marine resources for sustainable development
15陸の豊かさも守ろう Goal 15
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、並びに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
Protect, restore and promote sustainable use of terrestrial ecosystems, sustainably manage forests, combat desertification, and halt and reverse land degradation and halt biodiversity loss
16平和と公正をすべての人に Goal 16
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、全ての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
Promote peaceful and inclusive societies for sustainable development, provide access to justice for all and build effective, accountable and inclusive institutions at all levels
17パートナーシップで目標を達成しよう Goal 17
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
Strengthen the means of implementation and revitalize the global partnership for sustainable development

 

nanadecorと17のSDGs

1. オーガニックコットンを通じ生産者、農家の基本的な賃金を保証し不当な労働から守ります。
2. オーガニックコットンでは綿栽培の強い農薬使用から地域の農産物を守ることができます。
3. 農薬や枯葉剤の散布をしないことで、農家を地域の水質汚染や大気汚染から守ります。
4. 世界の子供を児童労働から守る認定NPO法人ACEの活動を通し子供の教育をサポートします。
5. 認定NPO法人ACEの活動を通して女の子の自立支援、教育をサポートします。
6. オーガニックコットンの定期買取により農家の収入が安定し、水やトイレの確保を促します。
7. オーガニックコットン生産により過剰なエネルギー消費を削減します。
8. オーガニックコットン栽培により農家さんに倫理的な働きがいをもたらします。
9. オーガニックコットン栽培により、長期的に安全で安定した農業、生産背景を作ります。
10. オーガニックコットンの安定的な買取により、どの農家も公平に取引ができます。
11. 高価な農薬購入による貧困と自殺者を防ぎ、持続可能で安定した収入を確保します。
12. 地球にも人にも負荷がかからない農業や生産背景を通じ、安心安全な物作りを実現します。
13. オーガニックコットン栽培や製品の生産によりCO2の削減に貢献します。
14. オーガニックコットンの生産者や工場では化学薬品の使用を控えることで海を守ります。
15. 枯葉剤の散布と輪作をすることで進む砂漠化を防ぎ、土壌の微生物や多様性を守ります。
16. 協会による教育とサポートでオーガニックコットン農家の不正行為や暴力を防ぎます。
17. オーガニックコットン製品の適正価格の売買を通じ、個人が持続可能な世界へ貢献できます。.