<今月の宙模様 “未来のビジョンを受けとる” いて座の季節>

天体はいま、いて座の季節です。「こころとからだの宙模様」として月や星のリズムをLuminaさんより伺っています。私たちの暮らしにも大きく影響する月のサイクルと星の流れ。いまの状態を知ることで、より日々を暮らしやすく、こころとからだをリラックスできるようなお手伝いをしていきます。

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11月22日、暦の上では「小雪」、いて座の季節の始まりです。いて座の季節は、“未来のビジョンを受け取る”季節。22日はうお座で上弦の月も迎えます。いて座の始まりで迎える上弦の月はスタート感に満ちています。ここで迎えるスタートというのは、古くなった枠組み、自分の殻を脱いでいくような時でもあります。

殻を脱いでいこうとする先に見えるものは、“未来のビジョン”でしょう。いて座は、地球から見たとき、天の川銀河の中心方向に位置しています。天の川銀河の中心。

それは、未知なる世界。

そこに想いを寄せることは、遠い星の記憶を呼び起こすかもしれません。それは、未来の「わたし」からの呼びかけ、未来からやってくるビジョン、魂のビジョンと言ってもいいでしょう。未来のビジョン、未知なる世界へ向かい、迷いなく矢を放つのがいて座。かすかに見えるビジョンを集中してとらえる力は、未知なるもの、宇宙の真理への探究心として現れるかもしれません。

今年の星読みのいて座の季節は、とても印象的な星のイベントを迎えます。順番に見ていきますね。まず、11月30日は、ふたご座で満月を迎えます。

情熱と打ち壊し、チャレンジ。そんなキーワードが浮かぶ満月です。そこに完成する「新しい世界観」。
そして、12月8日おとめ座で迎える下弦の月は、「再生」「復活」というキーワードにつながります。

生命力がもう一度噴出してくるような下弦の月を越えて12月15日いて座で新月を迎えます。そこまでは古い枠組みを「突破」していく、脱皮していくような時間です。

古くなった枠組みを超えていくとき、ワクワク感のときもあれば、絞られるような苦しさを感じることもあります。きっと抜け出したときには、このためにあの時間はあったと思えることでしょう。

15日いて座で新月を迎え、
16日には金星がいて座へ、

そして、17日には土星がみずがめ座へ
そして、19日は木星もみずがめ座へ。

21日冬至を迎え、22日には木星と土星が20年ぶりに天空で会合します。

星読みの世界では、グレートコンジャンクションと呼ばれる20年、200年という区切りの大きなイベントです。個人、社会、世界において大きな区切りを迎えます。2020年は、まさしくそんな年だったのかもしれません。

今、時代の大きなバトンの引継ぎのとき。100年、1000年という大きな時間に想いを寄せることは地球の未来を創っていきます。

未来のこどもたちに残したい社会、世界。
そこにつながる「わたし」という存在。
今日の「わたし」の選択や創造につながるビジョンは
未来の「わたし」からの贈り物かもしれません。
ビジョンはそっと、あなたに語りかけるでしょう。
鼓動に耳を澄まし、風向きを感じて。
さあ、新しい旅が始まります。