私たちnanadecorは肌触りの良いナイトドレスを通して、活躍する女性たちが

心地よく眠れるように、アイテムに心をこめてお届けしています。

ストレスや疲れをその日のうちにリセットできたら理想的。

とくにナイトウエアはできるだけやわらかなオーガニックコットン素材を選び、

背中に縫目がこないように、内側の縫目が肌に当たらないように

様々な配慮をしてデザインをしています。

気持ちいいと感じる肌触り、それがどう肌をゆるめてくれるのでしょうか?

 

< 肌触りでも気分やモチベーションが決まる>

この時代の変化により、なおさら大切にしたい感覚が「肌触り」です。nanadecorのナイトウエアや、インナーウエアのやわらかさを実感されている方は、すでに「肌触りの違いがわかる」感度の高い方です。「化繊でも、ごわごわした素材でも、何を着ても平気」という肌から、気持ち良さを感じ取れる肌へ。肌触りを通していつでもご機嫌でリラックスできるよう「肌感覚」を磨きたいものです。

私は着心地が悪いものを着ていたり、素材感が気になったりすると、すぐに着替えたくなります。スポーツウエアなどで化繊素材を数時間着ていると、なんだか窮屈な感じに。ふだんオーガニックコットンばかり着ているせいか、肌が息苦しいような感覚です。それだけで落ち着かず、気分がすぐれないのです。
「肌が合う、合わない」と肌で何かを判断できるのも、私たちが肌から感じる直感力。赤ちゃんは肌が気持ち悪いと泣きますし、お母さんに背中をなでられるとほっと安心します。このように肌からの感覚は、私たちの気分やモチベーションを決める大切な感覚です。

 

<脳と皮膚はつながっている>

実は脳と肌は同じルーツから生まれています。母親の胎内で受精卵から分裂をはじめ内胚葉、中胚葉、外胚葉に分かれます。内胚葉は内臓に、中胚葉は骨や筋肉、そして外胚葉は皮膚と脳神経になっていきます。

皮脳同根という言葉があるように、皮膚と脳は同じルーツなので、脳にストレスがかかると肌荒れをしたり、ストレス性のアトピーが出ることも。逆に肌から見ると、指圧などのマッサージは、体の循環や血行促進により巡りがよくなりますが、脳のリラックスが目的ではありません。しかしエステで受けるトリートメントでは、肌を優しくマッサージすることで、脳が全身の緊張をゆるめ、芯からリラックスすることができます。おのずと女性ホルモンが活発になるので、肌の潤いまで増すというわけです。

 

<毎晩のセルフケアで時計を巻き戻す>

これはセルフケアでも同じです。肌から優しさを届け、リラックスさせてあげます。すると同じスキンケアでも、化粧水や美容液の入り方が変わってきます。きゅっと緊張した筋肉やお肌よりも、スポンジのようにゆるんでいる肌のほうが、化粧品が入りやすいのはイメージがつくと思います。受け手が、受け取る体制になることで、毎晩のスキンケアの効果も変わるということです。

お風呂から出てボディクリームを使って優しく全身をマッサージをします。肌だけではなく、脳からゆるめるイメージです。化粧水は手にとり、肌にぴったりと手をあてて、ゆっくりと浸透させます。これだけで、お肌が化粧水をより深くまで受け取ってくれます。この日々の積み重ねこそが、美肌の秘訣です。

そしてnanadecorのナイトウエアを着てアイマスクをして眠ります。脳は「この肌触りは安心して眠るサインなんだ」と学習をします。お風呂とマッサージでリラックスし、緊張をゆるめた状態をキープしながら眠ると、眠りの質がぐっと高まります。

オーガニックコットンなど、肌触りの良い服やインナーを着ていると、動くたび(寝返りをうつたび)に肌がこすれます。触れるたびに心地よさが脳に届き、ホルモン分泌が促されると、植物療法士の森田敦子先生もおっしゃっています。

昔、編集者としてバリバリ働いていた頃の私はピリピリしていた、とよく言われます(笑)。オーガニックコットンを着始めたからか、脳がゆるんだのでしょうか。いまは「根詰めること」「やらめばならない」という部分がゆるみました。自分でも実感しているのが、肌は自分の「鎧」のようなもので、やらかくふわふわしているものに包まれるだけで、思考も優しくリラックスするのでは? ということです。

オーガニックコットンの肌触りを通して、結局伝えたいのは「優しさ」ですね。ひととして優しく生きること。日々、好きな風合いを着ていくことで、変わって行く自分を楽しんでみてください。

nanadecor ディレクター神田恵実