社会の価値観が変わる今、大切にしたい思いと活動
続けていくことを応援をします

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nanadecorではWUPのボランティアで作られたパンティライナー「nanadecor コノコットン。」の売り上げ1セットにつき1000円を寄付しています。宮城県南三陸町寄木地区の行政の手が届かない小さな漁業の復興、福島県の放射能汚染調査や子供たちの保養を行っている認定NPO法人の活動支援です。この社会情勢の中、CANDLE JUNEさんからの活動報告を読み、自粛生活だからこそ見えてきた現実がありました。

CANDLE JUNEさんは1994年にキャンドルの制作を始め、大型フェスティバルやライブステージにてキャンドルデコレーションという空間演出を行なっています。
「灯す」場所へのこだわりを持つことから現在ではフィールドデザイン、ディレクターとして空間演出を手掛け、2001年広島で原爆の残り火とされる「平和の火」を灯してからは悲しみの地を巡る旅を始め、アメリカを横断、N.Y.グラウンドゼロで火を灯し、その後はアフガニスタンへと続きました。
2004年の新潟中越地震後、仮設住宅訪問を続けた結果、震源地長岡市(旧川口町)での復興イベントを開催。2011年3月11日東日本大震災を受けて「LOVE FOR NIPPON」を立ち上げ被災地への支援活動をスタート。毎月11日を月命日と題し現地に赴きキャンドルナイトを行ってきました。
先日、5月11日の月命日での活動報告にて、震災から約10年が経過をしてもまだ仮設住宅に住む方がいらしたり、まだまだ復興が終わっていないこと。そしてこの10年の活動を通して、CANDLE JUNEさんの意思を改めて感じました。
nanadecor ディレクター神田とは友人でもあり、震災直後はCANDLE JUNEさん主催の炊き出しなどに参加したこともありました。今回改めて応援の気持ちを伝えたところ、やり取りの中で自粛生活に入りボランティア活動を経済的に支えるイベントがキャンセルになっていることも知りました。震災から10年、これまでコツコツと支援を続けてきたことを改めて考え、活動を継続して欲しいと思います。そこで、私たちはキャンドルの購入を通して、その活動を応援したいと思います。オールハンドメイドで作られるキャンドルを、パステルカラーのnanadecorデザインで特別に作ってくださることに。どんな色のバランスが届くかは届いたときのお楽しみです。
お風呂でのリラックスタイム、瞑想の時間に灯す、など生活に静かな時間を持つことは睡眠への切り替えに大切なこと。このようは不安がある中、キャンドルを通して、自分の中の安らぎとむきあってみるのも良い時間だと思います。 最後には寄付のご案内もお知らせいたします。以下の記事もぜひ読んでみてください。

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<5月11日の月命日の報告より>
5月11日はコロナウイルス緊急対策宣言中ということもあり福島県での開催を断念し、東京にてキャンドルを灯すのみとしました。開催予定であった復興住宅の皆様はじめ福島各地の仲間たちからメッセージを送っていただき青谷明日香さんのライブと合わせたキャンドルナイトとしyoutubeのcandle11thチャンネルにて5/11にその模様を放送しました。
いつもの月命日であれば各地からメンバーが集まり、お昼から夜まで
「たのしいね うれしいね おいしいね ありがとう!」
と賑やかな1日を一緒に作りますが5/11は最小人数スタッフのみでの点灯となりました。福島各地から集まったメッセージの中には原発事故当時、たくさんの福島の方々が味わった差別が今またコロナによって生まれていると感じている方が多くいらっしゃいました。

私たちも復興住宅の皆さんから
「いつも私たちのために頑張ってくださっている皆さん達には申し訳ないけど東京から復興住宅には来ないで欲しい」
「高齢者が多いからもしコロナの人が来たら怖い!」

正直な気持ちを聞けてよかったですが、福島の多くの方々は、事故当時からずいぶん長い間、他県へ行った際に「放射能がうつるから来ないで欲しい」そんな言葉を浴びせられたり、福島ナンバーだからというだけで石を投げられたりしていた、その気持ちの一部を感じることができたように思います。

世界各地で戦争やテロ々な災害などの悲しみがこれまでも起きていましたが、今回のコロナウイルスの影響は全世界同時発生であり価値観など様々なものへの影響も大きいと思われます。

311に発生したことも「天災」というくくりでまとめられてしまいがちですが、天災や人災というまとめ方を問題視するよりも結果、どういったことが起きたのかそしてどうしたら被害を最小限にすることができたのか緊急支援というものだけではなく10年という月日から見える真実もあると思います。

これまでの活動から学んだことを、この10年でまとめ
これからの新しい世界へ少しでも活かすことができたらと考えています
緊急事態宣言は解除されましたが世界的にも再発している地域もあるなど不安は続いています。新しい価値観やルール、モラルなどもできつつありますが被災地支援活動も新たな形作りを進めていきたいと思います

毎月当たり前のように開催できていた月命日活動も復活する予定はまだ見えていません。
参加してくださっていた皆さんも参加したことがない方もよかったらこちら見てください
https://www.youtube.com/watch?v=lwGWmEte1mY

「たのしいね うれしいね おいしいね ありがとう!」
そんな1日をみんなで作っていた頃の記録です

災害支援の中で考える「復興」とは元どおりの世界を求めるのではなく、新しい世界をみなさんと一緒に作り出していくことと考えています。

まだ状況を見ながらとなりますが徐々に現地活動も復活し、新しい世界の形作りの一端となれたらと思います。皆様からのメッセージも灯すことができたらと思いますので、もしよかったらメッセージを頂けましたら幸いです。(june@candlejune.jp)

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私たちが毎月福島各地を巡る理由です

1
いまだに避難生活を続ける方達がいらっしゃいます。
その方達の心のケアに努めています。
特に復興住宅への移動により、ニーズは増えています。
仮設住宅、復興住宅の運営の在り方も学んでいます。

2
原発事故による実被害、風評被害が発生しています。
これらの被害内容をより正確にヒアリングしています。

3
災害が起きた時、そしてその後の支援のあり方を反省しました。
縦割りの活動ではなく、横の連携をどうしたら構築できるのか?
物質的支援後の活動の在り方と、それらを多くの方々に理解してもらう大切さ
自然災害と事故災害の区分け認識を広めていきます。

4
「自立を促す」という言葉の具体的なアクション
現在月命日の活動は私たちが主導で行うことなく、福島県民チームが行ってくれています。
各地の声を聞き支援ニーズの確認と、開催候補地選びなども行ってくれています。

5
子供たちの心のケア
学校訪問をし、実際被災体験した子供たち小中高校生と交流しています。
子供たちを育てているお母さんたちの
様々な不安要素を少しでも和らげられるように訪問を続けています。

6
3月11日だけでなく毎月続けることで
線として繋がる絆づくりを行っています。
発災当時から何かしたい!と思っている方々が日本中にいると思います。
その方々が今の福島につながれるようにしています。
福島の多くの方々はもう忘れられたのでは?と感じておられます
「9年間福島のことを想っていたけれど何もアクションできなかった」
そんな方々をつなげることが、今とても大切な支援の形と実感しています。

7
いつの日かこの震災、津波、原発事故、風評被害という四重苦の経験を生かして
福島の皆さんに世界中から「ありがとう」が言われる日を目指しています。

8
「復興」というものが具体的にどういったことなのかの答えを探しています
そして毎年3月11日にその答え合わせを福島でおこないたいと思います。

コロナの影響で現地活動ができない状況ではありますが
これからも
毎月11日の福島での活動を続けて行きたいと思います
現地参加や物資提供、活動費用協力募金などご協力いただけましたら幸いです

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ラブフォーニッポンでは支援活動のための寄付をおねがいしています
サイトから直接ご寄付いただけるようになりました。こちらからよろしくお願いします。
http://lovefornippon.com/donation

三菱UFJ銀行
一般社団法人LOVE FOR NIPPON(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)
代々木上原支店(普通)0052628

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report

ラブフォーニッポンFB
https://www.facebook.com/LFN311

月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/